6月の半ばを過ぎたあたりから、コンビニの冷凍ケースの前で足を止める時間が少しずつ長くなっていないだろうか。日本気象協会の予測では、2026年の夏は梅雨明けが早く、猛暑の到来も早い見込み。記録的な暑さとなった近年の夏に匹敵する高温になる可能性もあるという。楽天市場が行った調査でも、暑さ対策として効果的だと思うグルメで「ひんやりスイーツ」が6割超の支持を集めており、お菓子業界もすでに動き出している。

面白いのは、今年は「いつものアイス」だけでは終わらないこと。300年企業の本気から、知る人ぞ知る郷土菓子の変身、まさかのアパレル参戦まで、snackpost.jpに集まった最新リリースの中から、2026年版「本気のひんやり」を5つ、背景のエピソードつきで厳選した。

注目の5品

1
大阪初登場

赤福(五十鈴茶屋)「わらび餅氷」

伊勢の銘菓「赤福」を手がける赤福グループの姉妹ブランド「五十鈴茶屋」が仕立てるわらび餅氷。大阪・阪神梅田本店に初登場し、6月27日(土)から夏季限定で販売される。

株式会社赤福

🍡 豆知識:赤福は1707年(宝永4年)創業、300年以上の歴史を持つ伊勢の老舗。本家の「赤福氷」自体は1961年、二見浦の海水浴客向けに考案されたのが始まりという、意外と新しい"夏の発明品"だった。

2
初コラボ

九重本舗玉澤×ミガキイチゴ「霜塩小餅かき氷」

宮城のブランドいちご「ミガキイチゴ」を手がけるGRAと、仙台の老舗和菓子店・九重本舗玉澤が初タッグ。地元素材を使ったかき氷が、2026年7月1日(水)から九重本舗玉澤本店限定で味わえる。

GRA/九重本舗玉澤

📍 編集部メモ:本店限定というのがポイント。わざわざ足を運んでまで味わう"目的地型"のかき氷は、SNSでの拡散力も含めて今年らしい仕掛け方だ。

3
新食感

お亀堂「あんまきアイスバー」

愛知・豊橋の老舗和菓子店お亀堂が手がける一品。冷凍庫から出してわずか10分で“もっちり、とろける”食感に変化するという新しいアイスバーが、夏季限定で発売中。

お亀堂

🐢 豆知識:看板商品「あんまき」はもともと愛知・知多半島生まれの郷土菓子。70年以上続くお亀堂が手がけたことで豊橋名物として定着し、豊橋駅おみやげランキングでは1位の常連という実力ブランドだ。

4
全国発売

ロッテ「クーリッシュ コーラフロート」

“飲むアイス”として定番化したクーリッシュから、夏らしいコーラフロート味が登場。2026年7月13日(月)に全国のコンビニ・スーパーで発売予定。

株式会社ロッテ

🥤 豆知識:クーリッシュは2003年に首都圏でテスト販売、翌2004年に全国発売された"飲むアイス"のパイオニア。当時アイス市場が低迷していたロッテが、アメリカ西海岸のスムージーをヒントに開発した、いわば起死回生の一打だった。

5
食べない楽しみ方

Maison de FLEUR×サーティワン アイスクリーム

アパレルブランド「Maison de FLEUR」がサーティワン アイスクリームと初コラボ。人気フレーバーをイメージしたポップな雑貨・ファッションアイテムが、6月26日(金)発売。食べるだけじゃない、アイスの楽しみ方を提案する一例。

株式会社ストライプインターナショナル

👗 編集部メモ:お菓子ブランドとアパレル・雑貨のコラボは年々増えているが、アイスという「溶けてなくなる」存在を、形に残るグッズに変換する発想がちょっと面白い。

あなたはどっち派?

削り氷でガリガリ系ソフトでとろける系

迷ったときの選び方ガイド

こんな人に おすすめ
大阪で本格和スイーツを味わいたい 赤福(五十鈴茶屋)わらび餅氷
地元素材×コラボの限定感を求める 九重本舗玉澤×ミガキイチゴ かき氷
新しい食感に驚きたい お亀堂 あんまきアイスバー
毎日手軽に“飲むアイス”を楽しみたい クーリッシュ コーラフロート
ファッションでアイスの世界観を楽しみたい Maison de FLEUR×サーティワン

まとめ

  1. 猛暑予報を受け、需要の前倒しが起きている。梅雨明けが早いとの予測で、各社の夏商材投入も早まっている。
  2. 老舗ブランドの参入が目立つ。創業300年を超える赤福から、地域密着のお亀堂・九重本舗玉澤まで、歴史を背負ったブランドが本気のかき氷・アイスを仕掛けている。
  3. 「食べる」以外の楽しみ方も拡大中。Maison de FLEURの例のように、アイスの世界観をグッズで楽しむ動きも出てきた。

どれも気になる方は、まず近所のコンビニで「クーリッシュ コーラフロート」から始めてみるのが手軽。本気を出すなら、夏休みの計画に阪神梅田本店や九重本舗玉澤本店を組み込んでみてほしい。

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